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Storyストーリー
ITの力で医療を支える、縁の下の力持ち(中山さん)・患者さんに寄り添う看護を、これからも(三好さん)
社会福祉法人恩賜財団済生会 常陸大宮済生会病院
中山さん・三好さん
- 医療・福祉業
- 大宮エリア
<中山さん>
短期大学のIT関連コースを卒業後、一般企業での情報システム管理の経験を生かして、2023年に常陸大宮済生会病院に入職。医療従事者と患者さんをITの力でサポートしています。
<三好さん>
高校の看護科を卒業後、2022年に常陸大宮済生会病院に入職。幼稚園のころからの夢だった看護師になり、「患者さんに寄り添う看護」を目標に、患者さんを支えています。
この仕事をはじめたきっかけ
<中山さん>生まれ育った街にステージを移し、得意な仕事を続ける
短期大学のIT関連コースを卒業後、一般企業に就職。総務と社内の情報システム管理の2つの業務を担当していました。
しかし、市外まで通っていたため、通勤時間がストレスになっていました。そこで、生まれ育った常陸大宮市で、同じ情報システム関係の仕事がしたいと思い、ハローワークや転職サイトなどで転職先探しを始めることに。
そして、常陸大宮済生会病院の情報システムの仕事を見つけました。
病院という、前職とは異なる職場環境を選ぶことへの不安はありました。しかし、院内を見学させてもらい、仕事内容について質問する機会もいただけたことで、納得して就職を決められました。入職前に職場の雰囲気を掴めたので、入職後の業務内容も自分のイメージとのギャップが小さく、大きな安心感がありました。
<三好さん>患者様に寄り添い続ける看護師になるため
私の場合は、幼い時から看護師になるのが夢でした。
きっかけは、転んだ下級生の傷口を洗ってあげていたら、「看護師さんみたいだね」と先生から声を掛けてもらったこと。当時幼稚園生だった私は、看護師は「人を笑顔にできるもの」だと知り、興味を持ちました。
看護師になるのは難しいと、気持ちが折れかけたこともあったのですが、やはり夢を叶えるために看護科のある高校に進学しました。
就職するために常陸大宮済生会病院を見学した際、光が取り入れられた明るい雰囲気の病棟が魅力的だと感じました。また「患者中心の医療」という病院の理念に共感し、当院でなら、患者さんに寄り添う看護師になるという私自身の夢を実現できると思い、入職しました。
毎日の仕事について
<中山さん>電子カルテなど、ITの力で患者さんを支える、病院専門の情報システム担当
電子カルテや病院情報システム、ソフトウェアなどを管理しています。
電子カルテは、転職してから初めて触れたツール。入職直後は、専門用語や操作方法を覚えるのに苦労しました。操作マニュアルを見ながら、何度も実際に自分で操作して、少しずつ覚えていきました。それでも分からないところは同じ情報システム担当の先輩に聞くと丁寧に教えてもらえます。
先輩から聞いたことはメモを取ってその都度見返し、同じ失敗を繰り返さないように心掛けています。
また、パソコンの不具合があると診察室から呼ばれることもあり、突発的な業務にも対応しています。すぐ近くに先輩がいるので相談しやすく、安心して仕事ができる環境です。
<三好さん>密なコミュニケーションとチームワークで患者さんを支える
体温・血圧などのバイタルサイン測定やカルテの入力、病室の環境整備などを行っています。
学生時代の看護実習では、患者さんの情報を共有してもらった上で担当していましたが、就職してからは毎日違う患者さんと接します。
事前情報がない状態で、その場で自ら考えて動かなければいけないところは学生時代とは異なり、判断力が求められるので大変でした。
しかし、当院では、先輩がマンツーマンで指導してくださるプリセプター制度という教育制度を導入しており、看護に対する疑問や不安を解決しながら仕事を覚えていくことができました。
また、医師や看護師、作業療法士などと密なコミュニケーションをとって、チームで患者さんを診ているので、安心して業務にあたっています。
仕事とプライベートのバランス
<中山さん>プライベートも両立し、生活の変化に合わせて仕事を続ける
休日は基本的に出かけて、買い物などに行くことが多いです。また、月に1回程度の有給を取って、市内外問わず、気になっているお店で美味しい食事を楽しんでいます。
学生のころに比べて、経済的に余裕が持てるようになったので、少しリッチな食事も楽しめるようになりました。休日にリフレッシュすることで、仕事を頑張るモチベーションになっています。
先輩方もプライベートと両立している姿を見ていますし、産休を経て復帰し、継続して働く方もたくさんいるので、仕事とプライベートの両立に対する将来の不安も少ないです。
せっかく希望の職場に就職できたので、私もライフイベントに合わせながら、仕事を続けていきたいと思っています。
<三好さん>休日のリフレッシュが仕事の笑顔につながる
勤務予定は、希望した休みがなるべく通るように配慮してもらえるので、休日は出かけることが多いです。連休の場合は、友人と旅行に行くなどリフレッシュしています。
充実した休日があるからこそ、仕事でも患者さんに笑顔で明るく接することができていると思います。
最近は業務に慣れてきて、病院の一員として働く実感が湧き、積極性が身に付きました。
以前は自分で物事を決めるのが苦手で、意見を言えずに遠慮してしまうことが多かったのですが、チームで働くうちに、自分の考えを伝えることの大切さを学びました。そして、悩んでいる後輩に自分から声をかけられるようにもなりました。
主体的に行動できるようになったのは、一人の人間としても成長したところだと思います。
これからの仕事への意気込み
<中山さん>医療全般の知識を深め、効率的な診療と運営を支える
分からないことがあっても、相談すれば先輩や周りの方から丁寧に教えてもらえるので、とても仕事がしやすい環境です。
より専門的な知識を身に着けるため、医療分野専門のシステムエンジニアである、医療情報技師の資格取得を考えています。システムの導入時には、医師に対して説明を行うことも想定されるので、医療全般への理解も深めていきたいです。
また、現在は、情報処理推進機構(IPA)の情報セキュリティなどの研修も受けています。情報システム担当としてスキルアップし、後輩が入職したときは、しっかりと教えられる立場になりたいです。情報システム担当は、ITの力で医療を支えているという責任感を持って、日々業務に取り組んでいます。
<三好さん>「明るい笑顔」をモットーに、安心感のある看護を届ける
関わった患者さんが回復され笑顔を見せてくれることが、何よりもうれしいです。
患者さんに寄り添い続けるために、患者さんの気持ちを引き出すコミュニケーション能力の向上も必要だと感じています。
患者さんの気持ちを汲み取ることが上手な先輩も多いので、一緒に患者さんのところへ行き、実際にコミュニケーションを取る様子を見させてもらい勉強中。上手くいかないときも、親身になって相談に乗ってくださる先輩やどんなことでも話せる同期の支えがあったからこそ仕事を続けられていると感じています。
「三好さんなら大丈夫」と安心を感じてもらえるよう、これからもチームの一員として頑張っていきたいです。
後輩たちへのメッセージ
<中山さん>自分の軸を定め、大切にしたいことを明確に
私の場合は、前職の経験を生かせるだけでなく、福利厚生や勤務地も重要視して仕事を探しました。
就職先を決める上では、自分が大切にしたいことを明確にしておくと、たくさんの求人票の中から、興味のある企業を選択しやすくなると思います。
また、自分に合った長期的に続けられる仕事にも自然と出会うためにも、自己分析は大事です。求人票から少しでも気になる企業があったら連絡をとって、話を聞きに行くようにもしていました。
さらに、直接企業の採用担当者と話すことで、職場の雰囲気などの、求人票に載っている情報だけでは判断がつかないことを確かめられます。じっくり話を聞きながら、自分に本当に合うか見極めると良いでしょう。
<三好さん>小さなできごとが原動力となり、将来の扉を開く
私は今、夢だった看護師として働いています。
就職活動のためと意気込んで、いきなりやりたい仕事を探すのは難しいかもしれません。そこで一度自分の生活を振り返ってみて、好きなことや楽しいと感じること、これなら頑張れると思えるものを探してみてください。
すると、自然と将来やってみたいこと、興味のある仕事が見つかると思います。
私自身も、幼い頃の小さな出来事がきっかけで、看護師を志しました。何が将来の仕事につながるか分からないので、些細な興味も見逃さないように、自分のアンテナを高く張ってみてください。きっと、自分らしく生き生きと働ける仕事が見つかると思います。
(社会福祉法人恩賜財団済生会 常陸大宮済生会病院)
推薦者Voice
社会福祉法人恩賜財団済生会 常陸大宮済生会病院
総務課長
寺門さん
IT業界での経験と知識を生かして活躍する期待の新星(中山さん)・優しく明るい笑顔で現場を支える(三好さん)
<山中さん>
一般企業での経験を糧に当院へ入職した期待の星です。医療分野における情報システム技術を身につけてスキルアップし、後輩にも教えられる立場になれるよう、さらに上を目指して頑張ってほしいです。
<三好さん>
職種を超えて職員一丸となり、業務に取り組んでいる姿を拝見しています。三好さんの明るく優しい笑顔で、これからも患者さんに満足していただけるよう、看護師として支えていってください。
会社情報
会社名
社会福祉法人恩賜財団済生会 常陸大宮済生会病院
設立
2006年
業務内容
医療・福祉業
勤務地住所
茨城県常陸大宮市田子内町3033-3
Webサイト
https://ho-saisei.jp/
会社紹介
病床数160床(一般156床、感染症4床)を有する、二次救急医療機関でありへき地医療拠点病院。開院前は、当地域の救急搬送患者の多くを水戸医療圏に依存していましたが、開院以来、茨城県北西部の要となる病院となるよう、努力を続けております。