Storyストーリー

この仕事をはじめたきっかけ

黙々とそれぞれの役割をこなす姿に心惹かれて

高校3年生のときに、企業説明会に参加し、複数の企業の話を聞きましたが、どこも将来自分がその企業で働いているイメージが湧きませんでした。

就職先をどうしようかと悩んでいたとき、最後に出会ったのがこの会社。実は、高校時代のアルバイトの経験から接客業は向いていないと思っていました。一方で、技術の授業が好きで製造業に興味があったので、説明を受けながら「ここなら長く働ける」と感じました。

そして、企業説明会の後は、実際に会社を見学させてもらいました。設計や加工、組み立てなどさまざまな役割を担う社員が黙々と自分の業務に取り組み、チーム全員で一つの機械を作り上げていく姿に魅力を感じ、入社を決めました。

毎日の仕事について

繰り返し作業することで、その特徴を理解する

当社は、金属塑性加工機械の製造販売や修理、部品供給などを行っている会社です。

私はその中でも、加工・旋盤を担当。設計担当からもらう図面をもとに、鉄などの材料を削って形成・加工し、次の工程である組み立て担当に部品を渡しています。

普通科高校出身なので、最初のころは、工具の名称や図面の記号などを覚えるのに苦労しました。

また、機械もそれぞれに動かし方のクセがあるので、操作に慣れる前は、寸法よりも小さく加工してしまうといった失敗もありました。

それでも、先輩のサポートやアドバイスをもらいながら、大事な部分はメモを取り、繰り返し機械を動かすことで操作方法を学び、今では正確に加工できるようになりました。

仕事とプライベートのバランス

大好きなアウトドアでリフレッシュ

休日はカレンダー通りの土日祝日。休みの日は基本的に外出していることが多いです。釣りや登山、スノーボードなどのアウトドアが好きなので、日帰りで近隣の栃木県や福島県に遊びに行っています。

好きなことを楽しみながら過ごすとリフレッシュできるので、新たな気持ちで仕事と向き合えています。先輩方もオンとオフをしっかり分けて働いている印象です。

男性でも育児休暇を取得している方もいるので、将来のライフイベントとの両立も安心。また、仕事を通して工具の使い方を覚えたせいか、自宅の工具を使って身の回りのちょっとした機械を直せるようになりました。仕事での学びが生かせてうれしいですね。

これからの仕事への意気込み

幅広い知識を吸収し、仕事を教えられる立場になりたい

職場の人としっかりとコミュニケーションをとることで、不安なく仕事を続けられています。

安心して仕事を続けるため、仕事の悩みをそのままにしておくのではなく、相手に相談し、意見を聞いた上で自分の意見を言うようにしています。

そうすることで食い違いを防ぎ、効率的に業務を進められていると思います。密に連携を取れる、相談しやすい雰囲気があるのが大野ロールの良いところですね。

また、機械の知識を深めるため、機械保全技能検定2級の取得に向けて勉強しています。ものづくりにおいて、設備のメンテナンス業務は欠かせません。

幅広い知識を身につけて、業務に生かすのはもちろんのこと、後輩ができたときにはきちんと仕事を教えられるようになりたいです。

後輩たちへのメッセージ

最低限の判断基準を定め、続けられる仕事を見つける

仕事を探すとき、自分の中で最低限のルールや判断基準を決めておくのが良いと思います。

私の場合は接客が苦手だったので、接客業をメインとする仕事は最初から選びませんでした。

好きなことや興味のあることが見つからない人は、「続けられそうな仕事」を選択するのも就職活動をする上で大切ではないでしょうか。

企業説明会に参加したり、会社見学に足を運んだりしても、その会社の全ては理解できないと思います。だからこそ、少しでも「ここなら働き続けられる」と感じる企業に出会ったら、まずは飛び込んでみるのをおすすめします。

あまり考えすぎずに、リラックスして就職活動をしてみてください。きっと自分に合う企業が見つかると思います。

（大野ロール株式会社 水戸北工場）