Storyストーリー

この仕事をはじめたきっかけ

働く上での譲れない軸を定め、仕事を探す

高校卒業後は、長年飲食店に勤めていました。しかし、コロナ禍で勤務先の売り上げが伸び悩み、転職を決意。

転職活動では、ハローワークを利用しました。飲食店勤務の経験から、不規則な生活よりもカレンダー通りの土日祝日休みが希望でした。また、以前から興味があった機械関係の製造業を中心に、転職先を探しました。自分が大切にしたい軸をしっかり定めていたので、思っていたよりも早く当社と出会えました。

飲食店から製造業という異業種への転職で少し不安もあり、入社前に実際の現場も見学。精密板金の加工現場を見せてもらったことで、仕事のイメージが湧き、「ここで頑張ってみよう」と挑戦することにしました。

毎日の仕事について

経験を積み、スピードと難易度を高める

当社は、医用機器・分析装置等の精密板金加工及び電子部品の組立を行っている会社です。

板金部品の生産にあたっては、大きく分けてブランク・曲げ・溶接・仕上げといった工程があるのですが、私はその中で曲げ加工を担当しています。曲げ工程では、機械を用いて、板状の製品を一つ一つ手作業で曲げて形にしていきます。

難しいと感じるのは、寸法の調整を100分の5mm単位で行うこと。最初は、指導係の先輩が作業内容を細かく教えてくれました。同じ曲げ加工担当の先輩の作業の様子を見ると、曲げるスピードもさることながら、その難易度も非常に高いです。

私自身も作業に慣れてきたとはいえ、経験年数を重ねることが技術に直結するので、まだまだ修行が必要な世界。一つ一つ経験を積み重ねていくことが大切だと思っています。

仕事とプライベートのバランス

良い雰囲気と距離感で、お土産話に花が咲く

前職は不定休だったので、友人と休みが合わず、一緒に出かけられないのが悩みでした。

当社に就職してからは、念願だった土日祝日が休みになり、友人と全国各地、旅行に出かけています。お酒も好きなので、旅行先で有名なお酒を飲むのも楽しみの一つ。

そして、旅行先では必ずお土産を購入し、会社に出勤したときに、皆さんにお土産を渡しています。お土産話で盛り上がることも多く、良い雰囲気と距離感でコミュニケーションをとれていると感じています。

社員の年齢や先輩後輩関係なく仲が良いのも当社の魅力。仕事もプライベートも楽しく充実しています。

これからの仕事への意気込み

医療を支える部品を、より正確に作ること

上下関係の垣根がなく、コミュニケーションをとりやすいことが当社の魅力です。

周りの方が気さくに話しかけてくれることも、仕事をする上での心の支え。先輩から日々、丁寧にアドバイスをもらいながら、作業にあたっています。仕事が大変な時でも、温かい人間関係があるからこそ続けられていると思っています。

一番の目標は、正確に質の高い部品を作ること。そして、ある程度作業のスピードも上げられるようになったら、難易度の高い曲げ加工にも挑戦していきたいです。

当社の部品は、医療現場での血液分析装置等といった、人の命に関わる重要な場面に使用されています。これからも、医療現場の一端を担っているという責任感をしっかり持ち、働いていきたいです。

後輩たちへのメッセージ

やってみないことには、何も始まらない

求人票を見るだけでは、仕事のイメージを掴みにくいと思います。

私は製造業に興味があったものの、曲げ加工という仕事内容までは、どういう仕事なのかイメージが持てていませんでした。

当社に限らず、どんな仕事内容なのか知りたい気持ちがあれば、まずは問い合わせすることをおすすめします。私も実際の会社見学があったからこそ、入社を決意できました。

また、就職に対する不安があったとしても、挑戦しないことには何も始まりません。肩の力を入れすぎず、ポジティブに頑張ってみようと思う気持ちも大切ではないでしょうか。

不安な点は、両親や周りの信頼できる大人に相談しながら、勇気を出して、社会に出るための一歩を踏み出してみてください。

（有限会社盛金製作所 宮の郷工場）