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Storyストーリー
現場全体を把握し、障がい者の笑顔を守り続ける支援者に
社会福祉法人二十一世紀会 常陸華の里
安嶋 拓真さん
- 医療・福祉業
- 山方エリア
高校の福祉系コースを卒業後、障がい児支援を行う施設での経験を経て、2015年に社会福祉法人二十一世紀会に入職。子供のころに障がいのある友人との出会いがきっかけで、障がい者支援の道へ。持ち前のフットワークの軽さと積極性で、利用者様から愛される職員です。
目次
この仕事をはじめたきっかけ
幼いころの出会いが、障がい者支援の道に進むきっかけに
私の友人に障がいのある方がいます。保育園のころに出会い今も仲良しなのですが、友人と関わる中で、障がい者支援に興味を持ちました。
そして将来は福祉関係の仕事がしたいという思いが芽生え、高校は福祉系コースのある学校へ入学。高齢者の介護支援を中心に学びましたが、友人を含めて障がい者と関わる中で、彼らが私たちに見せる明るい笑顔を守っていきたいと、障害者支援施設を中心に就職先を検討しました。
偶然にも両親の友人から当法人を教えてもらい、施設見学を実施。施設内の自由な雰囲気と健常者と変わらない日常生活を送る利用者様の姿に心惹かれました。面接時は、私の障がい者支援への思いを親身になって聞いてくださり、そこで感じた職員たちの人となりも当法人への入職しようと思った理由の1つです。
毎日の仕事について
全ての経験が糧となり、支援者として成長できる
普段は、利用者様の食事や入浴のサポート、作業指導などの日常生活の支援、朝夕の申し送り業務を行っています。
障がいのある友人との関わりや福祉系コースでの学びがあるとはいえ、仕事として障がい者支援をするのはほとんど初めて。最初は、先輩職員の支援の様子を見ながら学び、支援方法で気になる点があれば積極的に質問し徐々に仕事を覚えていきました。
利用者様一人ひとりが異なる特性を持っているので、その特性を理解しその人に合った支援を行うことで、利用者様の明るい笑顔を見られて、仕事のやる気にもつながります。
過去には、利用者様を看取ったこともあります。関係する方々に対し普段以上に心配りをする必要がある中、「果たして適切な支援や対応ができていたのか」と振り返りながらも、支援者として成長を感じました。そして、この経験は改めて「この道のエキスパートを目指す」強い気持ちを持つきっかけになりました。
仕事とプライベートのバランス
休日の脳内整理で、新たな支援方法を積極的に提案
日勤や夜勤などの5交代制のシフトで働きながら、休日は趣味のライブや音楽フェスに参加したり、友人とお酒を飲みに行ったりして、リフレッシュの時間を過ごすことが多いです。また、仕事でミスをした日は落ち込みますが、自宅に帰って休むと、冷静になって業務を振り返ることができ、支援に対する新たなアイデアも浮かびます。
次の出勤時にはそのアイデアを周りに提案したり、実践したりして気持ちを新たに業務に取り組めています。コミュニケーション能力が向上したのは、就職してからの大きな変化。高校時代は人と話すのが苦手でしたが、幅広い年齢の職員がいる当法人に入職してからは、年齢層に合わせた適切なコミュニケーションがとれるようになったと感じています。
これからの仕事への意気込み
施設全体を把握し、的確な指示ができるスタッフに
先輩や仲間が親身になって業務の相談に乗ってくれるので、これまで安心して仕事を続けることができました。
私は担当業務に集中しすぎてしまうところがあるのですが、これからは自分の業務だけでなく、その日の施設全体の様子を把握できるようになりたいと思っています。
目標は、スタッフへの上手な指示出しをできるようになること。まだまだ現場がスムーズに動きやすい指示出しができていないので、的確な指示で、円滑に業務を回しながら、利用者様が楽しく日常生活を送れるようになりたいです。
そして現在、支援員への指導やアドバイスをするために必要なサービス管理責任者や国家資格である介護福祉士の資格を取得しようと勉強に励んでいます。支援スタッフとして、現場経験のみならず、改めて支援について勉強し資格を取得をすることで、より良いケアをしていきたいですね。
後輩たちへのメッセージ
苦手な仕事は選ばず、職場の雰囲気を肌で感じてみよう
求人票で仕事を探すときは、給与面に目が行きやすいと思います。もちろん安定した生活を送るためにお金は大事ですが、業務がハード過ぎると疲れ切ってしまいます。
長く仕事を続けていくためには、職場の雰囲気も大切な要素。当法人のように障害者支援施設であれば、職員が楽しそうに支援する姿など、実際に現場見学することで見えてくる雰囲気も参考にして就職先を検討することをおすすめします。
その他にも、自分の苦手なことや嫌いなことは仕事にしないこと。私は繰り返し作業が苦手だったので、ライン作業などは避けて仕事を探しました。このようにいくつかポイントを絞ると自ずと働きたい職場に出会えると思います。
そして、どんな仕事でも明るい笑顔を大切にしてください。あなたの笑顔は周りにも伝播して、コミュニケーションもとりやすくなると思います。
(社会福祉法人二十一世紀会 常陸華の里)
推薦者Voice
社会福祉法人二十一世紀会 常陸華の里(水戸友舞の郷)
副理事長
飯田 諭さん
周囲からの信頼も厚い職員
フットワークの軽さと高い企画力で、積極的に利用者様と関わってくれる職員です。周囲からの信頼も厚く、これからもその能力を存分に発揮し、法人の運営に貢献してもらえることを期待しています。
会社情報
会社名
社会福祉法人二十一世紀会 常陸華の里
設立
2015年
業務内容
障害者支援施設運営
勤務地住所
茨城県常陸大宮市野上1788-1
Webサイト
https://21st-century.info/
会社紹介
障がい者にとって「自由」な施設であることを目指しています。健常者が自分の生活を楽しむように、障がいのある方々にも、自分なりの人生を楽しみながら歩んでいただきたいと考えています。また、より多くの方に障がい者について理解を深めていただくことで、障がい者や福祉施設に関する社会や地域への啓発を進めることも、私たちの重要な役割だと認識しています。このような想いを胸に、日々支援に取り組んでいます。