Storyストーリー

この仕事をはじめたきっかけ

働く環境と研削加工の面白さに気付き、入社を決意

学生時代は、職場環境と学校での学びを生かせる仕事に重点を置いて就職活動を始めました。

高校の先生にも相談しながら、いくつか興味のある会社を見つけました。その中で、当社を見学した際に、作業現場の温度が一定に管理されていて、過ごしやすい労働環境だと知りました。

職場環境を重視していた私にとっては、とても魅力的だと感じました。また、当社が掲げる「研削加工技術で未解決の課題に挑戦」というものづくりへの思いにも共感し、入社を決めました。

高校の授業で、図面をもとに金属を削っていき、だんだんと形になる過程を目の当たりにしたことで、研削加工の面白さと、ものづくりの楽しさに気付きました。実は、その時の授業でお世話になった先生が背中を押してくれたことも、入社のきっかけになっています。

毎日の仕事について

精密機器を支える重要部品の加工にやりがいを感じて

製造課のアプリ製造部門に所属し、精密刃物や部品製作を行っており、主に電線に端子を圧着させるための刃物・クリンパーの加工を担当しています。

クリンパーは、電気自動車などさまざまな精密機器の加工に使用される製品で、生活に欠かせない機器の製造を支えていることに、やりがいを感じています。

入社後3か月の研修期間は、基礎的な作業を先輩に教えてもらいました。分からないところはメモし、繰り返すことで技術を学んでいます。もちろんマニュアルもありますが、細かい作業は実際に見て、自分で何度も取り組むことが大事だと感じました。

現在、加工担当は私を含め3名。指示書が添付されている図面をもとに、メンバーで作業分担し、業務に従事しています。協力しながら仕事ができる良い環境だと思います。

仕事とプライベートのバランス

金曜日の仕事終わりと週末の運動が、息抜きに

部品の受注数によっては残業がありますが、加工担当のメンバーで協力しながら業務にあたり、無理なく働いています。

週末の休みは、近所の人たちと集まってソフトボールを楽しむことが多いです。もともと祖父がソフトボールチームの監督で、父もチームメンバーだったこともあり、私も参加しています。地域の人とは昔から年齢関係なく交流があり、ソフトボールを通じてさらに仲が深まりました。

また、最近近所に柔道場を見つけ、就職以来離れていた柔道を再開しました。毎週金曜日の夜に柔道場に通っていて、仕事終わりの楽しみの一つになっています。ソフトボールと柔道で、ほどよく体を動かしているので、良いリフレッシュになっています。

これからの仕事への意気込み

より正確に、より早く。業務全般をフォローできる人材になりたい

先輩からのフォローと相談しやすい環境が、不安の解消と安心感につながりました。

私の指導係だった先輩は、加工が正確でスピードも早いです。先輩の技術の高さは、これまで培ってきた経験によるもの。習得するために、これからも積極的に実際の機械を見たり、触ったりして感覚を掴んでいきたいです。

私はまだ経験が浅く、加工前に機械の前で考え込んでしまうこともあります。そのため「悩む時間を減らして、少しでも作業スピードや加工技術を向上させること」を直近の目標に取り組んでいます。

また、先輩方は自分の作業工程以外の工程のフォローにも入り、オールマイティーに対応できる人が多いです。まだまだ自分のことで精一杯な部分もありますが、いずれは業務全体を把握できるような社員になりたいです。

後輩たちへのメッセージ

自分の肌で感じたまま、素直に進もう

気になる会社を見つけたら、まずは周りの大人に相談し、会社見学することをおすすめします。

求人票はあくまでも基本的な会社情報のみが掲載されているので、紙面上だけでは分からないことも多いはず。私が高校2年生のときに参加した職場体験は、会社名に馴染みのある食品関係の会社を選びましたが、体験を通じて自分には合っていないと気付きました。

その経験から、求人票などの情報からだけではなく、自分の肌で感じて、会社を知ることが大切だと実感しました。会社見学は非常に有意義な時間になると思います。

これから先の人生は、生活の中で働いている時間が一番長くなります。好きな仕事に出会えるよう、妥協せず自分が納得できるまで調べたり、相談したりしてみることをおすすめします。

（株式会社野上技研 茨城工場）