Storyストーリー

この仕事をはじめたきっかけ

じっくり技術を身に付けられる環境でのものづくり

当社は内視鏡をはじめとする医療用機器を製造する会社。もともと、漠然と製造関係の仕事に就きたいと思っていましたが、自分にはあまり馴染みのない分野でした。

しかし、先に当社に就職していた姉から話を聞くうちに、業務内容に加えて、フレンドリーな社員が多く明るい雰囲気の職場だというところに魅力を感じて、入社を志望しました。

配属先の内視鏡部品センターは、製造業の中でも細かな手作業がメイン。入社前に想像していたよりも機械操作は少なく、自分の体に覚えさせるように少しずつ技能を習得していきました。

失敗や経験の浅さをフォローしてくれる先輩社員のおかげで、自分のペースでじっくりと技術を身に付けられています。

毎日の仕事について

綿密なコミュニケーションを基盤に、技術を磨く

仕事を通じて自分が一番成長したと感じるのは、コミュニケーションのとり方です。

製造業というと、黙々と作業を続けるイメージもあると思います。しかし、実際には、コミュニケーションが大切な仕事。一つの製品につき200以上もの部品を組み立てるため、部品の組み立て方や進め方がわからなかったり、失敗したりしたときに、先輩社員に相談する場面が非常に多いです。

就職後は、40年以上も従事されているベテランの先輩方とも積極的に話すようになったので、学生時代よりもコミュニケーション能力が向上したと感じています。

部品の取り付け作業 はもちろん、不慣れだったパソコンを使ったデータ管理業務ができるようになったのも、周囲のサポートのおかげ。そういう意味では、コミュニケーションスキルが私自身の成長全体を支えていると思います。

仕事とプライベートのバランス

フォローし合える環境で、生活に合わせて勤続できる

新入社員の研修や家賃補助、産休・育休の取得など、それぞれのライフスタイルに合わせた制度で、安心して働けるのが魅力です。

実際に、内視鏡部品センターでは、産休や育休を取られた後、復帰して活躍されている方も多数。有給休暇の他にも、冠婚葬祭や家族の体調不良などでの突発的な欠勤も、フォローできています。

その背景には、日々の業務に関する手順書を整えるなど、作業を属人化させないための仕組みがあります。私自身も、勤続年数によって取得できる「アクティブ休暇」を2週間取得して、家族旅行に行きました。

休暇を取りたい時にも、周囲の社員にも気軽に相談できる雰囲気なので、仕事と家庭も両立できています。

これからの仕事への意気込み

先輩社員たちのように、心強い存在になりたい

製造担当を経験後、現在は、さらに正確で円滑に製造を進めるために、手順書の見直し業務も担当しています。

医療現場で使われる非常に精密な機器を組み立てている現場で、作業者が一番の拠り所としているのが手順書。全体の軸となる手順書の改善を継続的に行い、作業の効率化を図っています。

今後は、消防法で定められた危険物を取り扱うための「危険物取扱者」の資格取得を目指し、技能と知識を高めていきたいです。

また、これから入社してくる若手社員にとっても働きやすい職場環境だと感じてもらえるよう、私自身が頼れる先輩社員になりたいと思っています。私に親身に接してくれた先輩方のように、積極的に社員の皆さんと関わっていきたいです。

後輩たちへのメッセージ

部署によっても仕事内容は異なるため、ぜひ現地で見学を

これから就職を考えている人には、工場見学などに、ぜひ積極的に参加することをおすすめします。

例えば、製造業を希望するとしても、配属される工場によって設備や取得できる資格、就労環境は大きく異なります。当社の工場の仕事でも、部署によっては製造にあまり関わらない事務作業を行ったり、技術を検討したりと、仕事の内容はさまざまです。

自分が就職した時の姿をイメージするために、情報収集を積極的に行って、可能であれば実際に働く現場に足を運んでみてはどうでしょうか。

当社でも高校生の職場体験を受け入れています。手作業や機械いじり、組み立て作業が好きな方に、ぜひ当社の工場の様子を知ってもらえたらいいなと思います。

（富士フイルムヘルスケアマニュファクチャリング株式会社 常陸大宮事業所）