Storyストーリー

この仕事をはじめたきっかけ

経験を重ね、農園全般の管理が任されるようになるまで

未経験だった入社時から時を重ねて勤続13年目を迎え、今では後輩と共に農園を支える立場になりました。

水戸北部農園の業務は、卵の生産と堆肥の製造を行っています。高校時代に農業を学んでいた私にとっては、元々馴染みのある分野ではありました。

それでも実務では、学校で得た知識以上に現場で経験を積むことが大事。慣れるまでは試行錯誤の連続でした。

最新設備を導入した自動化された農園ということもあり、実際には、機械の管理をはじめ、ほとんどが初めて経験する作業。数値的な飼育環境の把握だけではなく、鶏の健康状況をいち早く察知する能力は、とにかく現場で経験を積んだからこそ得られたスキルだと感じています。

毎日の仕事について

生活必需品の卵の生産で、食卓を支える

なんといっても生き物を相手にしている仕事なので、完全にコントロールしきれない難しさがあります。先輩社員からは「鶏舎の雰囲気を感じろ」と教わったほどで、鶏の変化に細かく気を配っています。

季節などの外部要因に対処して鶏の健康状態を安定させるのは、シンプルですが非常に大切。卵は生活必需品なので、食卓を支えているという責任感を持って取り組んでいます。

本農園では、卵の管理に加えて、働く人の安全に関する認証なども数々取得。適切な農場管理基準に準拠していることを示すJGAP（農産）認証の取得や、製品の安全性を確保するための衛生管理手法「HACCP」に基づく衛生管理を進め、安心・安全な農園運営を行っています。

仕事とプライベートのバランス

シフト制で家庭との両立がしやすく、免許取得もバックアップ

職場環境の見直しが積極的に進められていて、シフト制の中で完全週休2日であるほか、有給も取得しやすい環境です。

また、シフトの変更は調整が利くため、家庭と両立しやすいと思います。実際に私の場合は、出産や葬儀、子供の授業参観、運動会など、家族の行事の際にはシフトを融通してもらっています。そういった面では、働きやすいと感じていますし、だからこそ長年続けてこられたのだと感じています。

また本農園は多くの部分が機械化されているので、力仕事に自信がない人でも、活躍できる環境。フォークリフトやホイールローダーなどの重機の免許を取得する際には、もちろん会社から補助金が支給されるので、未経験の人も積極的に成長できる職場です。

これからの仕事への意気込み

農園の未来をつなぐ後継者を育成したい

農園の後継者を育成することを、今後の目標としています。

現在、農園は正社員の他に、海外からの技能実習生やパートのみなさんに支えられています。様々なバックグラウンドを持つメンバーと、少人数のシフトで日々の業務にあたるので、新人のメンバーを含め、打ち解けやすい雰囲気作りはとても大事にしています。

また、農園の様子を知りたいという方に向けた見学も実施。機械との関わりが多い農園なので、私のように車のカスタマイズが好きな方や、機械いじりが好きな方などにも興味を持ってもらえるのではないかと思います。

ぜひ長期的に農園の仕事と向き合い、これからの業務を支えていってくれるような人材との出会いを期待しています。

後輩たちへのメッセージ

中途半端になってもいい、まずは実行に移そう

自分のやりたいことを何でもやってみるのはとても大事です。「やってみようかな」という思いを抱えているだけではなくて、実際に実行に移してみる。

たとえ中途半端になってしまったとしても、経験自体が糧になるからです。特に、アルバイトは新しい経験がたくさんできるのでおすすめ。学校生活では出会えない、色々な人との出会いがあるので、自分とは違った考えに触れられます。

私自身、学生時代のアルバイト経験から、転職を経て色々な職歴があります。その中で得られた体験は、間接的に今の生活に生きていると思いますし、人生経験を豊かにするものだと思います。

時間と機会がある若いうちは、ためらわずにとりあえず挑戦してみてください。

（千葉丸ト販売株式会社 水戸北部農園）