Storyストーリー

この仕事をはじめたきっかけ

目を見てコミュニケーションをとることの大切さ

高校卒業後の就職先を悩んでいたところ、担任の先生が野上製材所をすすめてくれました。

ものづくりに関する仕事に興味があったので、実際に会社見学に足を運びました。その際、社員の方が目と目をしっかり合わせて挨拶してくださったのが、とても印象的だったのを覚えています。

担任の先生から「しっかり挨拶をするように」と言われていたので、最初のコミュニケーションをとても意識していました。それから、会社見学後に気になったことを質問した際、どんな些細なことも、当時高校生だった私に分かるように答えてくれました。

他にも何社か会社見学をしたのですが、ここまで丁寧な対応をしてくれたのは野上製材所だけ。就職に対する不安も消え、「ここで働こう」と入社を決めました。

毎日の仕事について

自分で触れて、感覚を落とし込む

ツインリッパーという製材機を使い、丸太からとれた板材を注文通りの幅に製材・加工しています。厚みが異なる板材に毎日触れて、作業の感覚を覚えていきました。

業務上の気になることは、毎日提出する「日報ノート」で上司に共有していますが、以前業務の悩みを上手く伝えられずどうしたらいいのか分からなくなってしまったこともありました。

そのときは、一度自宅に帰った後に頭を整理し、週明け出社した際に、勇気をもって社長や先輩に自分の力不足だったことを伝えました。すると「一緒に頑張っていこう」と励ましてくれて、うれしかったのを覚えています。

自分の気持ちを伝え、相談できる環境があるのはありがたいですし、悩みの過程は成長する上でも必要だと思います。

仕事とプライベートのバランス

のんびりした休日を過ごすことで、仕事にも精が出る

平日5日間はきちんと働き、土日は休息をとっているので、疲れが残ることもなく、休み明けは「今週も頑張ろう」という気持ちで、出社できています。

休日は、好きなゲームをしたり、インターネットから音楽の動画を流したりして、自宅でのんびり過ごすことが多いです。そのほかにも、自分でお金を稼げるようになったので、就職前より好きなものを自由に購入できてうれしいです。

会社の先輩は、個性豊かで面白い人が多く、仕事の休憩中には、休日にあったできごとの話で盛り上がりながら、楽しいひと時を過ごしています。

これからの仕事への意気込み

最後まで仕事の責任を持てるスタッフになる

社長や先輩との距離が近く、悩みを相談できる環境が整っているので、これまで仕事を続けられていると思います。また、社長が円滑に業務を進められるように具体的な数値を示してくれるので、安心して業務に取り組めています。

社内で毎月開かれる勉強会では、社員全員で、会社全体としての課題のすり合わせを行ったり、目標を設定したりしています。勉強会があることで「課題解決のために今できることをコツコツやっていこう」と気合いが入りますね。

また、担当する製材・加工の工程をただこなすだけでなく、「チームの一員としてものづくりをする」という思いも高まります。業務で分からないことは、先輩に聞くことが多いのですが、今後は先輩のように業務全体を把握し、自分で判断して、最後まできちんと仕事に責任を持てるようになりたいです。

後輩たちへのメッセージ

失敗を恐れず進むことで、成長する

初めての就職活動は誰もが不安で、どんな会社を選べばよいか悩むはずです。まずは、少しでも興味を持った会社に話だけでも聞いてみると、就職へのヒントを得られると思います。

就職後に仕事がつらいと感じるのは「社会人として働く」という経験がないから。私も最初は、板材の知識が乏しかったので、実際に触れてみてもよく分からず、仕事を覚えるのが大変でした。

初めてのことができないのは当たり前で、その中でも先輩に聞きながら毎日繰り返し業務を行っていくことが重要だと思います。

失敗しても一人で解決しようとせずに、失敗したことを素直に伝えることが大切ではないでしょうか。「失敗は成功のもと」と言うように、まずは与えられた仕事を一生懸命こなして頑張ってみてください。

（株式会社野上製材所）